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フリーズ45 死とハデスの狭間で
空色凪 1宗川麗子の場合 「ねぇ。もし世界が終わるとしたら、何をたべたい?」 交差点の真ん中で、時が... 空色凪 1宗川麗子の場合 「ねぇ。もし世界が終わるとしたら、何をたべたい?」 交差点の真ん中で、時が止まったかのような錯覚を宗川は抱く。 「え?」 振り返ると、空色のロングコートを着こなす一人の少年がいた。手には林檎を持っている。何故か、いや、必然か、宗川はこの少年に惹かれた。 「君、林檎食べる?美味しいよ」 信号の音。子供の頃に聞いた通りゃんせのメロディーが想起される。確か、行きはよいよい帰りは怖い。何の話なんだろう。それすら忘れて、宗川は少年から林檎を受け取ると、我慢できずにむしゃぶりつく。 「ねぇ。もし世界が終わるとしたら、何をたべたい?」 少年は再度問いかける。 「私は……」 宗川はそう言いかけてはっとした。少年が宗川の頬に手を添えて、顔を近づける。黒の映える前髪の間から除く瞳は美しすぎて、宗川は性を越えて興奮する。いや、歓喜に近かった。もう永遠に咲くような至福。 少年は宗川の唇に