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籠ノ鳥
おだまきまな 2022年作品 宵闇交じる赤時空(あかときそら) 狂うは蝙蝠(こうもり) 空一面に黒点鐘(こく... おだまきまな 2022年作品 宵闇交じる赤時空(あかときそら) 狂うは蝙蝠(こうもり) 空一面に黒点鐘(こくてんしょう)―――。 「エデルリッゾ、姫様の具合はどうだ?」 「だいぶよくなられましたが、まだ記憶が戻るには至りません。その…。何か記憶が戻るような物があればよいかと…。」 「うん。考えておくよ。」 「しかしこの離宮では、姫様の生前使っていたような物がございません。」 スレインはエデルリッゾの頤をつまんだ。 「よけいなことはしなくていい。姫様はあのままでいいんだ。」 「どうして…。」 言葉を途切らすアセイラムの召使に、スレインは一瞥しか与えない。かつては自分もそうだった。クルーテオ卿から罰として鞭打たれるのは日常茶飯事だった。しかし彼は今トロイヤード卿と呼ばれる身になっても、同じようなことは召使たちにはしない。そこは彼は良識ある君主であった。しかしそれ以外のところはそうではなかった。