エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
余所者の町
三十歳を目前に尾田理一が地元に戻ったのは、リーマンショックに端を発した不景気で会社が希望退職者を... 三十歳を目前に尾田理一が地元に戻ったのは、リーマンショックに端を発した不景気で会社が希望退職者を募っていたのと、新型インフルエンザのせいで満員電車や人混みにストレスを感じるようになったからだ。 再就職先については何の心配もしていなかった。尾田の家は印鑑や名刺の作成を請け負う『尾田印房』を営んでおり、いざとなればそこで働けばいい。 六月下旬の週半ば、理一が降り立った駅は閑散としていた。駅前通りは三軒に一軒がテナント募集の貼り紙を掲げ、営業中の店も客の姿もまばらだ。退職を決めたのは早計だったかもしれないと、理一はさっそく後悔し始めていた。尾田印房のある古い商店街も営業を続けているのは数軒。廃業した店の軒先では老人が井戸端会議を開き、スーツケースを携えた理一に好奇の眼差しを向けた。理一は足早に路地を進んだが、実家まであと一区画というところで足を止めたのは記憶にない景色がそこにあったからだ。 そこ

