エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
ブラザーズ×××ワールド A0
koyasumi プロローグ 戒人(かいと) 俺の命は、どうなってもいい―― 十九年の人生で初めて、俺は心の底... koyasumi プロローグ 戒人(かいと) 俺の命は、どうなってもいい―― 十九年の人生で初めて、俺は心の底からそう思った。 そんな自分に、俺は驚いていた。自分の命はどうなっても構わない。そんなのは、ドラマの中だけの安っぽいフィクションだと思っていた。 けど、俺はいま、確かに感じていた。 恐れも何もない。 俺の中にあるのは、圧倒的な一つの願いだけ。 麗人(れいと)と輝人(きいと)……二人の弟を―― この世でたった二人の――俺の家族を救ってほしい。 状況は絶望的だった。 迫る熱気。たちこめる煙。そして出口はない。 「っくしょお! なんだよ! なんなんだってんだよ!!!」 麗人が絶叫しながら窓を叩き続けている。高層階の窓は、おそらく万が一の事故に備えて頑丈なものにしてある。逆に、救助で外から侵入できるよう割り安くしてあるとも聞くが、それも特別な道具なしには無理だろう。 仮に、馬鹿力だけはある