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脅威存
もう切らない 間違ったことに気づくのは、取り返しのつかなくなる一歩手前だ。 間違えのないように生き... もう切らない 間違ったことに気づくのは、取り返しのつかなくなる一歩手前だ。 間違えのないように生きていくのなんて人間には不可能だ。人間には欲がある。事実上この欲を断ち切るのは不可能だ。元から欲が無い人もいるが、そういう人は明らかな無害か明らかな有害に育つ。 人にはイレギュラーがある。 “自分では正しいと思っていたことが道理を外れている” それは明らかなイレギュラーだ。 悪いことを悪いと認識できないのは、非常にタチが悪い。 まさに俺がそうなのだ。 「あ、あ、あ、あああ、あ、ああ、あ……っっ‼︎」 「あまり声をあげるな。あまりにひどいと声帯を切断しないといけなくなるだろ」 「す、すいません……」 室内には俺と少女がいる。右手にオリジナルのペンチカッターを握った俺と背中から血を流している少女だ。 少女の全身には無数のまち針が刺さっている。当たり前のように服は着ておらず、天井から下がっている鎖に両

