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嬉々として鬼々(仮)
三丁目の猫 暗い海の上をロケット花火がつうと尾を引いて奔っていった。私たちはそれを何も言わずに視線... 三丁目の猫 暗い海の上をロケット花火がつうと尾を引いて奔っていった。私たちはそれを何も言わずに視線で追った。その光は私だった。それはおぎゃおぎゃあと生まれ、静かな鮮烈さを残し、そして、やがて音もなく消えていった。 この物語において、イナセは一回だけ嘘をつく。 ――目が覚めた。電車の中だった。自動扉に人々がぶつかるようになだれ込んでいるざわめきで、目が覚めたようだった。窓の外を見遣る。目的の駅の、ひとつ前の駅。どうやら良いタイミングで起きたらしい、私は目元を擦り、欠伸をひとつした。 目的の駅では、先ほどとは打って変わって、私とあと数人しか降りる人がいなかった。トンネルと山をひとつ挟んだだけだが、その差は大きいらしい。簡素な無人駅で、人気のない待合広場が間抜け面で欠伸をしている。 広場を抜け、少し歩いたところで、小さな商店を見つけ、遅めの昼食を調達しに入った。扉を開けると色気のない呼び出し音が