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自明性の揺らぎなど - Living, Loving, Thinking, Again
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自明性の揺らぎなど - Living, Loving, Thinking, Again
少し前に「『ソフィーの世界』というのは自明性の揺らぎとその危機の克服の物語という意味では正統的な... 少し前に「『ソフィーの世界』というのは自明性の揺らぎとその危機の克服の物語という意味では正統的な青春小説といえるだろう」と書いた*1。『ソフィーの世界』ではなく、ローベルト・ムージル『寄宿生テルレスの混乱』*2について少しメモする。『寄宿生テルレスの混乱』も自明性の揺らぎの物語である。何しろタイトルが「混乱(Verwirrungen)」なのだから。主人公のテルレスは「大きな庭を散歩し」ながら、「無限」を発見する(p.133ff.)。それは或る自明性の揺らぎでもあった; (前略) そして突然、気づいた。――こんなことははじめてのような気がしたのだが――実際、なんと空は高いんだろう。 ドキッとした。ちょうど頭上の、雲のあいだで、小さくて、青くて、とっつもなく深い穴が輝いている。 長い、長いハシゴがあれば、穴のなかまで昇っていけるにちがいないと思った。けれどもどんどん奥に入っていって、目をあげる