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おみそ汁
tachibuana.hatenablog.com
「ビート作ったよ!で、どうラップすればいい?」 「とにかく早口で詰め込んだけど...それっぽくならない!」 「...早すぎて滑舌足りないんだけどどうしたらいい?」 2000年前半、グライムラップはUKガレージのそれとの差別化を図るために、ある面で単調とも言える"強い形式美"に重きをおくようになりました。それは現在のUSトラップがヒップホップから独立する過程で(Migosなどによって発明された)三連符のフローを多用するに至ったのと似ています。 では具体的にどのような形式があるんでしょう? 今回3回目となる本記事では、実際にグライムの楽曲とそのリリックを参照しながら、いくつかのパターンに分けて考えていきます。そして英詩の構成を踏まえた上でどう日本語に置き換えていくか? ということも提案できればと思います。ではやっていきましょう... 1.基本形——拍の頭で脚韻する Stormzy - Shut
「グライムって何なの? イギリスで流行ってるのは知ってるけど...」 「アメリカのトラップと何が違うの?」 「なんかスカスカでチープじゃない?」 "GRIME"とは何か。それは遡ること20年前...と語りたいのは山々なんですが、自分も2年前の夏にFNMNLの該当記事で興味を持ったクチなので詳しいことは知りません(爆) fnmnl.tv しかし人並みにこの二年でグライムを学んだので、カッチョイイ曲だけは沢山知っておりマス。『これからグライム聴き始めたいんだけど、どこから手をつけたらいいか...』なんて方、あるいは『いっちょ日本語ラッパーからグライムMCに転身するぜ!やり方知らんけど!』なんていう舐めたクソガキ...歓迎しましょう! つーわけで今回『グライムって何』シリーズと題しまして、なんだか記事っぽい駄文を書きつづろうと思います。 第一回はとにかく曲を聴いてもらって、グライムのノリに慣れて
九鬼によれば、韻の量には音の応和が一音節に止まるものと、二音節にわたるものがある。さらに、前者は母音の応和である単純韻と、母音に先行する子音にわたっての応和である拡充単純韻とに分類され、後者は最後から二番目の音節の母音以下の応和である二重韻と、その母音に先行する子音にわたる応和を示す拡充二重韻とに分類される ——『九鬼周造の押韻論』大東 俊一より ※2020/10/19 修正。『接尾辞』としていた個所を『助動詞』と改めさせて頂きました。自分の国語力の低さを嘆くばかり...。 九鬼周造を代表としたマチネポエティク(昭和に行われた定型押韻論を試みる運動)の押韻論は音節に着目していて、おおざっぱにいえば「語尾のふた文字で母音をあわせましょう」という理論を打ち出していた。ここが95年にラップグループのキングギドラが提示した押韻法との決定的な違いで、前者はただ単に『音』を、後者は音をふくめつつ同時に
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