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「会社人生が終わっても、人生は続く」住友銀行の副頭取が選んだ“69歳での起業”
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「会社人生が終わっても、人生は続く」住友銀行の副頭取が選んだ“69歳での起業”
住友銀行(当時)で副頭取まで務め上げたのち、69歳で燃えないリチウムイオン電池のベンチャーを起業し... 住友銀行(当時)で副頭取まで務め上げたのち、69歳で燃えないリチウムイオン電池のベンチャーを起業し、大きく成長させている吉田博一氏。それを実現できたのは50代で迎えた転機があったからだという。(取材・構成:前田はるみ) ※本稿は『THE21』2020年10月号より一部抜粋・編集したものです。 組織から解放された「海外駐在の50代」 ――大手銀行の副頭取やその関連会社の社長を務め上げた吉田博一氏が、当時20代、30代の若者と4人で大型リチウムイオン電池のベンチャー企業・エリーパワーを立ち上げたのは、69歳の誕生日のことだ。 銀行員として人生を終えるつもりだった吉田氏が、結果的に起業家としての道を選んだのは、50代でのある経験が大きく影響しているという。 「住友銀行(現・三井住友銀行)の常務に就任した52歳のとき、急にロンドン駐在を命じられました。当時はバブル絶頂期で、実需の伴わない融資に批判