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トーチweb 老後を考える 【老いを追う 1 〜年寄りの歴史〜】
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老いを追う 1 〜年寄りの歴史〜 畑中章宏 第一章 母をすてる 1 わたしは母をすててきたばかりであ... 老いを追う 1 〜年寄りの歴史〜 畑中章宏 第一章 母をすてる 1 わたしは母をすててきたばかりである。 わたしにかぎらず日本人はこれまで、おびただしい数の母をすててきた。その根拠に、この列島には姥(うば)を捨てたと伝える場所が数多く残っている。 伝承のなかで母親をすてにいく理由は、村の掟にしたがって、というのがほとんどである。かつて日本の村はどこも貧しく、働けなくなった年寄りは足手まといで、少しでも食い扶持を減らそうとしたのだろう。 わたしが専門分野と称している民俗学では、老いることや老後について、これまでさんざんに調べられてきた。しかしわたしは、自分が母をすてにいくことになるまで、そうした研究と向き合ってくることがなかった。 列島古来の親をすてにいく風習については、『遠野物語』で知られる民俗学者の柳田国男がくわしく書いている。昭和二十年の春、少女雑誌に発表し、敗戦後の秋、単行本におさめ