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トーチweb 老後を考える 【老いを追う 31 〜年寄りの歴史〜】
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老いを追う 31 〜年寄りの歴史〜 畑中章宏 第十一章 父を看取る。幸田露伴とその娘 1 幸田露伴と... 老いを追う 31 〜年寄りの歴史〜 畑中章宏 第十一章 父を看取る。幸田露伴とその娘 1 幸田露伴といえば、いまでは小説『五重塔』の作者として知られていることだろう。 江戸の下町、下谷(したや)に生まれた露伴は、明治二十年代から三十年代には、『金色夜叉』の尾崎紅葉と並ぶ人気作家だった。露伴は小説だけではなく、東洋的博学をもとにした随筆・史伝・考証にも独自の境地を示した。 露伴は最初の妻、幾美(きみ)とのあいだに、長女の歌、次女の文(あや)、長男の成豊(しげとよ)を儲けた。しかし歌は数え年の十二で亡くなり、成豊も肺結核で若くして世を去った。三人きょうだいでひとり残ったのは、もともと露伴に疎んじられがちだった文だけだった。露伴は文に暮らしにまつわる技術を厳しく教育していった。 文は二十四歳のとき、清酒問屋三橋家の三男幾之助と結婚した。娘の玉も生まれたが、結婚から八年後には問屋が傾き、幾之助は肺