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トーチweb 老後を考える 【土の上 4】
土の上 4 宮崎信恵 私の父は若い頃にヨーロッパに住んでいた。時々、父の口から語られるその頃の話に... 土の上 4 宮崎信恵 私の父は若い頃にヨーロッパに住んでいた。時々、父の口から語られるその頃の話には妙に惹き付けられるものがある。 やや長くなるけど、これから父の話を始めたいと思う。 私の父は三重で生まれ育った。小さい頃から物作りが大好きで、将来の夢は発明家だった。しかし、貧しさのためそれもかなわなかった。 父は中学を卒業後、叔父の商売を手伝いながら定時制高校に通ううちに語学に非常な興味を持つようになった。そして、何とか外国に行って色々な言語を修得したいと思い、二十歳で高校を卒業した後、上京した。 市ヶ谷で毎朝牛乳を配達して、昼間は語学学校に通い、週二回はお茶の水のキリスト教学生会館で英語とドイツ語を教わった。何とか日常会話を話せるまでになり、次は旅費を稼ぐために神楽坂のカレー屋で住み込みで働くことにした。 毎日、朝は無料で飲み放題だった牛乳を三本飲み、昼と晩はカレーを食べた。そうすると、