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トーチweb 老後を考える 【土の上 6】
土の上 6 宮崎信恵 父を乗せた国際列車は、翌朝にモスクワ駅に到着した。モスクワーハバロフスク間は... 土の上 6 宮崎信恵 父を乗せた国際列車は、翌朝にモスクワ駅に到着した。モスクワーハバロフスク間は、往路とは違って飛行機で飛んだ。ハバロフスク空港からは新潟行きの便が出ていた。乗客は父と二名の中年アメリカ人だけだった。 新潟から四年ぶりに東京に帰った。物価が高くなっていること以外には大きな変化は感じられなかった。むしろ大きな変化は自分自身の中で起こっていることに気付いた。 父は日本へ帰ったらまず魚の刺身を食べたいと願っていた。しかし、久し振りに口にしたそれは期待していたものとは全く違う味がした。父の味覚は変化していた。また、自分ではまともに日本語を話しているつもりでも、まるで外国人が日本語を話しているみたいで不自然だ、と言われてショックを受けた。 東京に用はなかったから、母親のいる三重県に帰ろうと思った。新幹線と近鉄の特急列車を乗り継ぎ、久し振りの故郷へと向かった。感動はほとんどなかった。

