大正13年の料理本、言葉が可愛い「とてもいい味の文章で反芻しながら寝まする」

松田洋子 @matuda 大正13年の本にあった「くだき苺の牛乳あへ」 苺の酸味と牛乳の甘味とが互いに相混りて科学的の作用を起こし何とも彼とも云われぬ甘い味を出しまする とてもいい味の文章で反芻しながら寝まする。 pic.x.com/1ccq1W84n6 2025-07-04 01:14:34 松田洋子 @matuda 「和洋菓子の製法」1924年、こちらで見られます dl.ndl.go.jp/pid/919223/1/1 パンケーキはオムレツまがいの焼菓子で拵え方は極めて無雑作です。 そしてパンケーキを作ったことも食べたこともなさそうな絵師が描いた無雑作パンケーキ娘もTシャツにしたい良さがあります。 pic.x.com/EzqGsjiJQ3 2025-07-04 17:33:00 松田洋子 @matuda 最近の苺は粒が大きくてキレイで、昔みたいにパックの下に入ってるのはつぶれてぐちゃぐ

[gfx]

「甘い」に「おいしい」とふりがなが振ってあるのが興味深い。

[jnkfkt]

牛乳を一度沸かすのは牧場から搾りたてのを配達してもらってたからかな

[gaikichi]

実際に「あまい」と「うまい」は語源が同じという説が

[yamadar]

大正13年は1924年、今から100年前だ。「牛乳」は「ちゝ」、「棄て」は「ほつて」、「酸味」は「すみ」、「甘い」は「おいしい」、「菓子」は「くわし」、「上等」は「ぜうとう」、「武力」は「ブリキ」等

[otchy210]

大正くらいだとすんなり意味も取れて、かつレトロな雰囲気がするからカワイイって印象なんだろうな。これが明治初期くらいまで戻るともはや意味が取りづらく、カワイイにはならなさそう。

[nekoline]

潰して苺ミルクにして食べるのって、酸っぱすぎるからだってな。今の苺は甘くて砂糖かける必要無いし、それで苺を潰す用のスプーンが市場から消えたんだと。

[ShaoSylvia]

句点を挟まずに差し込まれる「誠に甘い(おいしい)」が我慢できずにつまんだ感想みたいでかわいい

[cj3029412]

「和洋菓子製法」著者「亀井満喜子」ってあるんだけど、 https://www.google.com/search?&q=%E4%BA%80%E4%BA%95%E6%BA%80%E5%96%9C%E5%AD%90 三省堂創業家の亀井万喜子さんの筆名(別名)ってことないかな(知らないで書いてる)。見事な文体なのよ

[uunfo]

大正13年には苺は普及してたのね。「牛乳」を「ちち」、「甘い」を「おいしい」、「酸味」を すみ」、「棄て」を「ほって」と読んでいる。「塩をホム少々」ってなんだ？「パンケーキの拵え方」の絵が謎すぎる

[ka-ka_xyz]

明治期だとかまどで加熱するのでレシピに「強火」「弱火」的な火加減についての記述がほぼ無いという話が山下泰平『簡易生活のすすめ』に出ていたけど、大正後半だとどうだろ。ガス普及の地域格差がだいぶあったはず

[hobbling]

お、「薫の秘話」の松田洋子先生か／「棄て」に「ほって」とルビが付いてる大阪で出版され本だろうか／原本読んだら大阪松屋町の榎本書店、今も高島易断の暦書を出版してるんだな

[yorunosuke]

トンチキな邦画が好きそう

[tanakamak]

昔タモリ倶楽部で戦前のレシピ本で料理を再現してたなぁ

[dot]

昭和だった子供の頃の苺は粒が小さくて酸っぱい苺が殆どだったので、同じように牛乳と砂糖をかけて潰して食べてたな。練乳も500mlくらいありそうな缶入りしかなく、たまに食べる苺の為に用意なんてできなかった。

[hiroshe]

絵もいいね

[momonga_dash]

"面白くありませんから"／それってあなたの感想ですよね？？？？？？

[settu-jp]

当時の「主婦向け」料理本は主に都市圏「中産階級の奥さん」向けに書かれたものです

[greenbuddha138]

ハイカラなものに電気とつけて奉ってた時代だ

[togetter]

大正時代の言葉ってなんかいいね。

[KoshianX]

邦キチみたいな言葉遣いだ。しかしイチゴは糖度があがって牛乳と砂糖と潰し混ぜて食べるなんてことしなくなったねえ。昭和の頃にはどこの家にもあったいちごを潰すスプーンもすっかり見かけなくなったよなあ

[tirol28]

くだき苺の牛乳あへなら子供の頃食ってた/昔のいちごはあまり甘くなかったからな

[kerodon]

大正ロマンの世界だ。

[m9m9m]

『小匙に半分少し余』1時間弱すら理解できないのにこんな指示されたら料理嫌いになっちゃうね

[kkobayashi]

今のレシピ本と全然書き方が違うな。エッセイみたい

[plutonium]

「メリケン粉をこねますのです、」ってそこは「こねまする」じゃないんだな…

[Iridium]

語尾がそれだと邦キチで再生される

[ozomatli]

フィルムエストで再生される

[yhachisu]

何かの小説にイチゴと何かを食べた時に不思議な味がするとあったような…と思って探したら、大島弓子の「ヒー・ヒズ・ヒム」だった。ビスケットを食べてイチゴを食べるとラッカーみたいな味？匂い？がするって

[kamiokando]

イチゴを潰す用のスプーン、生産中止になったってネット記事で読んだな。って検索したらめっちゃ売ってるの出てきた。

[filinion]

すごい名文だ。温かみがあるし、リズムがあって読みやすい。

[kamezo]

横書きキャプション「パンケーキの拵へ方」の音引きが縦になっとる。あるよな、こういうの。「ホﾑ少々」は「ほんの少々」の意か。「イースバタ」は調べたら膨張剤らしい（重曹がメイン）。

[makou]

「メリケン粉をこねますのです、」

[newforms]

砕き苺の牛乳和え、実家を出てから一度も食べてない気がする。食べたくなったな。

[hiro_curry]

「ケミストリー」の慣用句的な概念がこの頃からあったんだね。