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世界最速から陥落、「上海リニア」無用の長物に?
世界で唯一の「高速リニアモーターカー」として商業運転を行っている上海トランスラピッド。試験走行で... 世界で唯一の「高速リニアモーターカー」として商業運転を行っている上海トランスラピッド。試験走行では時速500km超を達成し、乗客を乗せた通常の営業運転でも最高時速430kmと、切符さえ買えば「誰でも世界最高速が楽しめる鉄道」として親しまれてきた。 ところが、新型コロナウイルスの感染拡大のあおりで利用客が激減。運行は継続しているものの、今春から全列車の最高速度を時速300kmに引き下げてしまった。運行会社は理由を公表していないが、乗客が減少する中での運行コスト削減のほか、施設の老朽化などを指摘する声もある。 最高時速300kmは、中国の高速鉄道のほか、日本の新幹線やフランスのTGVの営業最高速度よりも低い。世界最高速から一転して「中途半端な速度」で走ることになってしまった上海リニア。一方で、中国では新たなリニア路線の建設計画も浮上している。最新動向を分析してみたい。 時速430kmに歓声 一
2020/05/27 リンク