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装丁を味わう
waniwanio.hatenadiary.jp
2017年7月19日、佐藤正午さんが直木賞を受賞された。 めでたい!! 家の中をひっくり返して、週刊文春の「「家」の履歴書」の切り抜きを読み返してみた。2002年12.12号だから、佐藤さんお会いしたのは15年前のこと。編集者と二人で佐世保にいったのをよく憶えている。 インタビューはマンション近くの喫茶店で行った。いま考えるとずいぶん贅沢な取材だった。行き帰りは飛行機で一泊。夜空いているならと、佐藤さんの行きつけの居酒屋で晩飯を食べ、さらにクラブに連れていってもらった。佐藤さんの同級生で、五島列島だったかな、島の小学校で校長先生をしているひとがたまたまいま戻って来ているからと一緒になって、少年時代の話を聞いたりした。もう中身は覚えていないが、初対面の人と飲みにいったりするのが苦手だったのが、やけに愉しかったのを覚えている。 親近感を抱いたのは、ぼそぼそと声が小さいことだった。録音機を前にし
本日売りの「週刊朝日」に、ルポライターの鈴木大介さんのインタビュー記事が掲載されました。『最貧困女子』(幻冬舎新書)の著者インタビューで、「書いたひと」というページです。 「貧困女子」のさらに下にいる女性たちの声を聞き、こういう現実があると伝える本です。新書ですが3冊分、いや5冊くらいの濃いルポルタージュです。 「ひと」の部分にフォーカスをあてた分、本の内容について言葉足らずに思えたので、ここで補足しようかと思いもしたけど、やめておきます。グランド内で書ききるのが仕事ですからね。軽く書けそうでもないし。女は食えなくなったらカラダを売ればいいからいいよな、とかいうひとがいますが、そんなに簡単じゃないということがわかるのと。生き残りに欠かせないのは、カネより「縁」だなと。 ひとつだけ、楽屋落ちを。 通常は、誌面にポートレイトの顔写真がつくのですが、今回は背中を向けた後姿。カメラマンの植田真紗美
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