並列処理入門（前編） - JKになりたい

1.1「並列処理」と「並行処理」の違い まず両者ともに「非同期処理」であることは同じ。1つのタスクの実行完了を待たずに、他のタスクを動かすことができる。 違いはその実行方法となる。 並列に実行する場合 複数のコアにタスクが割り当てられ、物理的に同時に処理が進められる。 そもそもCPUの物理コアが複数ないと物理的に並列に実行することは不可能。 並行に実行する場合 単一のコアにタスクが割り振られ、タイムスライス単位でタスクを切りかえて、見かけ上同時に処理が進められる。 近年のCPUは単一コアの性能の伸びは鈍化しており、マルチコア化による性能向上が進んでいる。現代では一般に使われるCPUコア数も16~24コアほどになってきた。 故に、「複数コアを効率的に扱うことができる技術」ということの重要性は高い。 一方で、戦略として例えばk8sのようにpodを複数台のNodeに対して数多く配置する戦略やLa