中国、合成大麻類の新精神活性物質を全面規制 世界初

上海郵便局税関が輸入郵便物から押収した大麻濃縮物（大麻リキッド、2020年3月18日撮影）。(c)Xinhua News 【5月12日 Xinhua News】中国は合成カンナビノイド（大麻に含まれる化学物質）類の新精神活性物質（NPS）全てを国の規制対象とすることを決定し、フルオロケタミンなど18種のNPSを規制対象リストに追加した。決定は7月1日から施行され、中国は世界で初めて合成大麻類の新精神活性物質を全て規制対象とする国となる。 今回の決定により、規制対象にはNPS188種類のほか、全てのフェンタニル関連物質、全ての合成カンナビノイド関連物質が含まれる。公安部、国家衛生健康委員会、国家薬品監督管理局が合同で決定を発表し、国家麻薬取締委員会弁公室が11日の記者会見で明らかにした。 世界でこれまでに見つかっている非植物類NPSは1025種類あり、うち合成カンナビノイドが297種類で、約