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気付いた時には夢の中にいた。 クリーム色の床。水たまり。高さ10cmはあるだろう下駄を履いた自分の右足... 気付いた時には夢の中にいた。 クリーム色の床。水たまり。高さ10cmはあるだろう下駄を履いた自分の右足。 足元から視界が開けていって、夢の始まりはいつも唐突。 ここは職場だ。 床が滑りやすいから気を付けなければいけないのに、何故か水浸しになっていて、滑りやすさに拍車がかかっている。 下駄を履いた足を戸惑いながら動かし、何がどうなっているのか理解が追いつかないまま進んでいけば、勝負を挑まれた。 誰に? 何の? 相手の顔はぼやけて認識できないのに、その頬に大きく墨でバツ印が描かれていた。 いつの間にか右手には羽子板。 まさか、この場所で羽根つき?? 困惑を受け止める間もなく羽根が飛んできたので、慌てて右手を動かした。 見事に空ぶった。 そりゃあそうでしょうよ。 こんなに水浸しで滑るに決まってるのに、何なんこの下駄!? こんなん、無理やろ!? よろよろと覚束ない足取り。 それは相手も同じことで、



2026/07/11 リンク