大阪万博の建設費、また増額 府と市・経済界は負担受け入れを表明：朝日新聞デジタル

2025年開催の大阪・関西万博の会場建設費が最大2350億円に再増額する見通しとなったことについて、大阪府・大阪市と経済界は1日、上ぶれによる追加の費用負担を受け入れる方針を決めた。国も近く認める方向だ。増額で建設費は当初想定の1・9倍まで膨らみ、国民負担がさらに増すことになった。 吉村洋文知事と横山英幸市長は1日、主催する日本国際博覧会協会（万博協会）側と府庁で面会。協会側が増額分の算出根拠などを示し、「増額は今回が最後となるよう取り組んでいく」と説明。その上で府市は増額について「想定を上回る物価上昇が主な理由」などとして追加負担を受け入れる方針を確認した。府市の負担は、当初想定より約367億円増の約784億円となる。 経済界も同日、経団連、関西経済連合会など4団体が談話を発表し、「昨今の資材価格や労務費の高騰等の影響を受けたもので、万博の成功に向けてやむを得ないものと理解する」として受