袴田さん弁護費、ネット募金で 支援団体「無罪願う声届ける」｜静岡新聞アットエス

旧清水市（静岡市清水区）で１９６６年、一家４人を殺害したとして死刑が確定し、裁判のやり直しを訴えている袴田巌さん（８４）＝浜松市中区＝の支援団体が１８日、弁護活動費をインターネット上で募るクラウドファンディング（ＣＦ）を開始した。併せて、動画投稿サイト「ユーチューブ」に「袴田チャンネル」も開設した。 袴田さんが強盗殺人などの容疑で逮捕されて５４年となった１８日、ＣＦサイト「レディーフォー」で寄付の呼び掛けを始めたのは「袴田さん支援クラブ」。目標額を１千万円に設定し、１０月１６日までの期間に到達しなかった場合は全額を返す。３千円から寄付できる。 袴田事件は日本弁護士連合会が支援する再審請求事件の一つ。ただ、資金援助は限られている。県庁で記者会見した猪野待子代表＝浜松市北区＝は「資金がなければつくればいい、との思いからＣＦを立ち上げた。再審無罪を願う多くの人の声を裁判所に示す意味もある」と説明

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「同席した弁護団の小川秀世事務局長は、使い道の方向性としてＤＮＡ型鑑定を巡る国外研究者の意見書翻訳費などを挙げ、『精力的な活動に使わせていただきたい』と述べた」@cf_hakamad