沿道観戦、自治体不安 五輪自転車：中日新聞しずおかWeb

東京五輪自転車ロードレースは、御殿場市、裾野市、小山町をコースの一部として二十四日に競技が始まる。新型コロナウイルスの感染拡大で、大半の五輪会場が無観客となる中、県内は有観客で実施される上、ロードレースでは沿道に人が繰り出す懸念もある。大会組織委員会は沿道観戦の自粛を要請しており、県と三市町もホームページなどで呼び掛けている。しかし、強制力はなく、自治体担当者からは「必ず沿道に観客は来る。人数や交通手段は読めない」などと不安の声が漏れている。 （渡辺陽太郎） レースは東京都の武蔵野の森公園をスタートし、神奈川、山梨を走り抜け、小山町の富士スピードウェイにゴールする。走行距離は男子が約二百四十四キロ、女子約百四十七キロ。 二〇一九年に本番のコースを短縮して行ったテスト大会では、スピードが出て迫力がある地点などに多くの観客が集まった。これを基に、県や三市町は、組織委に沿道を監視するボランティア

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「大会組織委員会は沿道観戦の自粛を要請しており、県と三市町もホームページなどで呼び掛けている。しかし、強制力はなく…『必ず沿道に観客は来る。人数や交通手段は読めない』などと不安の声が漏れている」