ハンコック、踏んだり蹴ったり 労使交渉や大規模火災…自動車レースへの影響は甚大？【タキ井上の帰ってきたブラックフラッグ】：中日スポーツ・東京中日スポーツ

ハンコックがここ数カ月にわたり直面している問題について比較的軽い案件から記せば、経営陣と一部組合員の対立、いわゆる労使交渉だ。非組合員は２０２２年１０月に会社側が提示した「給与の５％増とボーナス１百万ウォン」に合意したものの、強硬派の韓国労働組合総連合（ＫＣＴＵ）に所属する２千人の組合員は、現在のインフレを考慮すると受け入れがたいと表明している。もっとも、この手の問題に関してはいずれ解決するとタキ井上は見ている。 しかしながら、ハンコック＆カンパニー会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）及びハンコックタイヤ＆テクノロジー会長のスキャンダルはさすがに見過ごせない。というのも、趙顕範（チョ・ヒョンボム）会長は３月９日に系列会社への不当支援、背任、横領などの容疑で再逮捕された。２０２０年にも下請け企業から賄賂を受け取ったとして、執行猶予付きの実刑判決を科された過去があり、今回も有罪となれば刑務所行きは必