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ハイカットのスニーカーとアラームと - 一日一善と三膳
「ねえ、ちょっと」 と呼びかける声が彼女のものだと気がつくのに時間がかかった 知らない街を彼女と歩... 「ねえ、ちょっと」 と呼びかける声が彼女のものだと気がつくのに時間がかかった 知らない街を彼女と歩いている テレビで見たことのある台湾の街並みに似ている 彼女は唐突にハイカットのスニーカーを見始める 28,500円という価格を見て、こんなもんなのかとおれに聞く 「多分そんなもんだよ。おれもハイカットのスニーカーを探しているんだ」 と彼女に告げる 「もっと太ってからにしなよ」 といたずらをする子どものような笑顔を浮かべながら彼女が言った おれはこの夢がそう長く続かないことを知っている。 だから自ら目を開け、夢を終わらせる。 結局おれは、何者にもなってはいない。夢から冷めた世界の中で、つまらないことにイライラしていた自分がバカバカしく思える。結局おれは、何者にもなってはいない。 夢の中の彼女は18歳のままだった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ここ数年、記憶しておくことが苦手になっている 「ここ数年」と