日本人は、なぜ議論できないのか

一般に、「日本人は議論が苦手である」と言われている。そもそも、日本人は議論が好きではないようだ。このことは、「議論（意見）を戦わせる」などの用法に顕著なように、日本語の「議論」という言葉には、攻撃的な含意が強いことに見て取れるのではないか。議論という言葉だけではなく、英語のcriticalの批判的を非難の意味で捉たり、aggressiveを積極的というよりは攻撃的と思っているふしがある。 つまり、「こころ」優しい日本人は、言葉にせよ、態度にせよ、自者を積極的に他者に対峙させること自体、とかく攻撃的なので良くないと考える傾向が強いのかもしれない。本来、自者と他者の対峙は、論理的・建設的な議論の前提として必要でこそあれ、攻撃的であるか否かとは別物であるにも関わらず、である。 現に、KY（空気が読めない）に代表される暗黙の疎外圧力は、対峙とは程遠いが、KYとみなされた者に対して極めて攻撃的である

[kobeni_08]

本文もさることながらココが勉強になる「問題（problem）」を解決可能な（もれがなく、重複がない）「個別課題（issue）」に転換しなければ、問題現象は解消しない。」問題、のままではほぼ「現象」にすぎない

[tokyocat]

《言葉の定義は非常に重要である。しかし、日本人は、漢字の導入によって、幼形成熟してしまい、》

[takahikonojima]

「議論」「討論」「口論」「ディベート」「誹謗中傷」の区別ができずに生きているオトナがいてお手上げになることがある．

[small-spoon]

気に入らなければ罵倒するか、黙殺するかのどちらか。そんなのばっかになっちまったな。

[sorasp]

「問題」と「課題」の違いを明確にしている。一般に言われる問題解決の展開式とは、問題現象の把握、認識 → 問題の課題への転換 → 課題の解決 → 問題現象の解消のことを意味している。

[juiwnm511]

日本人は議論が苦手というよりは、議論を好まない文化のように思えるが・・・興味深いテーマではある。

[gento]

コメント欄も合わせて。

[tak4hir0]

小笠原泰: 日本人は、なぜ議論できないのか 一般に、「日本人は議論が苦手である」と言われている。そもそも、日本人は議論が好きではないようだ。このことは、「議論（意見）を戦わせる」などの用法に顕著なように、

[ohira-y]

「現象である「問題（problem）」を解決可能な（もれがなく、重複がない）「個別課題（issue）」に転換しなければ、問題現象は解消しない」

[ken1900]

問題と課題の違い、問題の課題化