ID (InvertDistance)とWD (WalkingDistance)だけでは解きにくい問題に対処する為にPDBを使ったバージョンを作ってみました。 ■理論編(下限値枝刈りのスキップ化) この考えは15パズルというよりも反復深化と下限値枝刈りの関係について考察 したもので「PDB等を参照するという重い処理」で下限値枝刈りをする場合の コストの軽減化に関するものです。枝刈り判別式は、 depth + LowBound > MAX_DEPTH depth = 現在の深さ LowBound = 以後最低限必要な手数 MAX_DEPTH = 今回の深さ制限 です。さて、初期状態でLowBound=40だったとします。MAX_DEPTHは何度か反復 を繰り返し、次ぎの探索での深さ制限はMAX_DEPTH=50だったとします。 では最初にとても重要な着目点を明記しておきます。 「下限値は親局