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小野浩という編集者/作家
宮澤清六著『兄のトランク』に、次のような一節があります(p.90)。 ・・・・・・大正十二年の正月に、... 宮澤清六著『兄のトランク』に、次のような一節があります(p.90)。 ・・・・・・大正十二年の正月に、兄はその大トランクを持って、突然本郷辰岡町の私の下宿へ現われた。 「此の原稿を何かの雑誌社へもって行き、掲載さして見ろじゃ。」と兄は言い、それから二人で上野広小路へ行って、一皿三円のみはからい料理を注文して財布をはたき、さっさと郷里へ引き上げた。 当時学生の私は、そのトランクを「婦人画報」の東京堂へ持って行き、その応接室へドシッと下し、小野浩という人に「読んで見て下さい」と言って帰ったのだ。 あの「風の又三郎」や、「ビヂテリアン大祭」や「楢ノ木大学士の野宿」などと言う、桁っ外れの作品が、どうして婦人画報の読者たる、淑女諸氏と関係ある筈があろう。 そいつを思う度毎に、私はあまりの可笑しさに、全く困って了うのだ。 「これは私の方には向きませんので」と数日後にその人は慇懃に言い、私は悄然とそれを