中国から指示か 脱走実習生らの偽造マイナカード「工場」を摘発

さまざまな個人情報がひもづき、新たな身分証と位置付けられているマイナンバーカードを偽造していた、アパート一室の「工場」が摘発された。働いていたのは、技能実習生として来日し、脱走した中国籍の男ら。警視庁の捜査で、この男らは2023年、大阪市で摘発された「工場」と同じ人物から指示を受けていたとみられることが判明。警視庁は偽造組織の解明を進めている。 プリンターで「製造」 4月24日、千葉県船橋市のアパート。偽造工場があるとの情報を基に、捜索に向かう捜査員の前に、部屋からカバンを持った男が出てきた。捜査員が声をかけ、カバンの中を確認すると、偽造された大量の在留カードが出てきた。 警視庁は入管難民法違反容疑で住所、職業不詳の中国籍、陸成龍容疑者（41）を現行犯逮捕。捜索に入った工場にいた住所不定、無職の中国籍、彭楽楽容疑者（28）を逮捕し、5月15日にも有印公文書偽造と入管難民法違反容疑で再逮捕し

[eagleyama]

“両容疑者はいずれも技能実習生として来日し、実習先から失踪。彭容疑者は中国のSNS「微信」（ウィーチャット）の掲示板に掲載された募集を見て偽造を始め、1日約700元（約1万5000円）の日当を受け取っていた”