落差1メートルの水路でも発電可能、設置も簡単な小水力発電機

協和コンサルタンツは2016年10月から、新開発の小水力発電機の販売を開始した。用水路向けの小型の発電機で、1メートルと小さな落差でも発電できるのが大きな特徴だ。価格はオープンとしている（図1）。 開発した小水力発電機は、相反転方式という構造を採用しているのが特徴だ。発電機では、中に入っている磁石を回転させて発電するが、この相反転方式は磁石の外側にあるコイルを磁石と逆方向に回転させる。これにより回転速度が倍増することで高起電圧化をはかり、小さな落差でも発電しやすくした（図2）。 相反転方式の小水力発電機は、回転トルクが小さくなるという特徴もある。そのため設置する際の強固な据え付けが不要で、水路に直接設置することができる。発電機小屋などを設置する必要もなく、設置スペースを省略できると同時に土木工事のコストを抑えられるというメリットもある。

[BUNTEN]

水力発電は水の位置エネルギーを電気エネルギーに変換することであるので発電電力量は落差*水量に比例する関数となり、原理的にそれを超えることはできない(起電力を倍にできても出力は同じで倍化はしない)のに注意。

[aniyan53]

小水力発電

[saharamakoto]

日本の風土向き♪

[eagleyama]

“有効落差は0.7～0.9メートル。発電機の出力目安は450～600W（ワット）だ。1台で家庭1世帯分の発電量”

[privates]

家一軒分、夜中でも発電。良いですね。都会向けじゃないからビッグビジネスになりにくいのが、普及の足枷になりませんように。

[amd64x64]

見た目がもうちょっとなんとかなればな。川のあちこちに無骨な装置が設置されるのはどうも。

[Barton]

安定して水が流れる川があれば、これはありだな。