「前例ない爆発」に衝撃 住宅地が無残、地面に巨大穴―レバノン 時事通信 外信部2024年09月28日07時54分配信 27日、ベイルート南郊でイスラエルによる空爆を受けた現場に集まる人々(ロイター時事) 【エルサレム時事】耳をつんざく無数の爆音に、黒煙が上空を覆う―。イスラエル軍が27日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの指導部を狙い、再びレバノンで大規模空爆を行った。現場に駆け付けた中東の衛星テレビ局アルジャジーラの記者は「首都ベイルートでは前例のない爆発」で、各地でパニックが広がっていると伝えた。 レバノンのヒズボラ本部空爆 指導者ナスララ師暗殺狙う―イスラエル軍 現場は、ベイルート南郊ダヒエ地区の住宅地の一角。同地区に子供2人と住み、夫を20日の空爆で失ったばかりの主婦アミルさん(36)は、時事通信の電話取材に「建物が激しく揺れ、夫と同じように死んでしまうかと思った」と声を震わせた。