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空知らぬ風 (創作短編小説) 4/5(転) - 森の奥へ
※初めてご訪問くださった方がいらっしゃいましたら、今回の記事は連載途中です。1回目はこちらです。 ... ※初めてご訪問くださった方がいらっしゃいましたら、今回の記事は連載途中です。1回目はこちらです。 よろしくお願いします。 www.keystoneforest.net 今回は4回目、転の巻、です。 空知らぬ風 万年床とは言うが、人は万年も寝つづけてはいられない。 それでも、正吉はそれからの数年をぐずぐずと過ごした。 卯月八日が巡ってくるたびに、咲が顔を見せてくれるような気がして、もう一年、さらに一年、と待ってみた。 でもついに、夢の中でしか咲は姿を現してくれなかった。 結局のところ、会えると信じたのは、ただ咲の死を認めたくないだけのことだった。 ……咲のことなどお忘れください…… 咲は確かにそう言った。 あの言葉は、生涯ずっと自分のことを想いつづけてくれなくてもかまいません、という私への心遣いだ。 それなら、これだけ待てば充分だろう。 正吉はそう折り合いをつけた。 ある日気づいてみれば、咲
2017/11/30 リンク