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悪文の魅力 翻訳調の文体 それは洋画の吹替版 - こうへいブログ 京都案内と文章研究について
なんだか読みづらいけれど、我慢して読み続けるとひとつの味わいがでてくる。そういうタイプの文章は、... なんだか読みづらいけれど、我慢して読み続けるとひとつの味わいがでてくる。そういうタイプの文章は、ある意味「悪文」と呼ばれます。 もちろん、そこには独特の魅力があるわけで、それはそれで、一個の文体となっています。 そんな読みごたえのある「悪文」のなかでも代表的なのが、欧文を翻訳したかのような「翻訳調」の文体です。 「翻訳調」というのは、あたかも英語などを翻訳したかのように感じられる文体のことで、実際の直訳体とは異なり、背後に英語がなくても、翻訳っぽく見えればいいんですね。 翻訳調の場合、注視されるのは文の組み立てや語彙の選択など、その背後にある作者の発想に読者の意思は向けられるからです。 日本の翻訳調で評価の高い作家といえば、大江健三郎や金井美恵子、野坂昭如、村上春樹などがあげられます。 なかでも村上春樹の文体はあきらかに翻訳調ですが、けっして読みにくいわけではなく、東西を問わず訳され、受容



2025/12/03 リンク