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夜のイチジクの木の上で(中林 雅 著, 新・動物記4)| 京都大学学術出版会
夜の熱帯雨林、樹上数十メートルの枝でイチジクを貪り食うシベット。胴長短足の体に長い尾をもつ彼らは... 夜の熱帯雨林、樹上数十メートルの枝でイチジクを貪り食うシベット。胴長短足の体に長い尾をもつ彼らは、地上と樹上を自在に往来し、食肉目なのになぜか果物をよく食べ、毎日下痢をしているらしい。なぜ果実にこだわるのか? 熱帯雨林の生態系を支えるイチジクとの関係は? 8年間に及ぶ怒濤の追跡から見えてきた、不器用で中途半端、だからこそ強い彼らの生き様。 中林 雅(なかばやし みやび) 2015年、京都大学大学院理学研究科博士課程修了(博士(理学))。日本学術振興会特別研究員(PD)などを経て、現在は広島大学大学院先進理工系科学研究科助教。幼少期から人よりも動物と接することを好んだ。高校2年生時に参加したボルネオジャングル体験スクールをきっかけにシベットの研究者を志し、現在に至る。今ではシベットに近づくとアレルギー反応によりくしゃみがとまらず、姿を思い浮かべると脳内でにおいが再現され、吐き気を催すようにな
2021/11/22 リンク