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ブレグジット後の不気味な未来、北アイルランドが血で染まる日
<イギリスのEU離脱が1月31日に迫るなか、北アイルランドの帰属問題が再浮上。長年の紛争の地にテロの危... <イギリスのEU離脱が1月31日に迫るなか、北アイルランドの帰属問題が再浮上。長年の紛争の地にテロの危機が忍び寄る> 血で血を洗った北アイルランド紛争は、1998年のいわゆる「包括和平合意」で終結を見た──はずだった。 70年代に始まり、3600人以上の命を奪ったあの争いは信仰と民族のアイデンティティーをめぐる戦いで、カトリック系で地続きのアイルランド共和国との統合を求めるリパブリカン(共和国派)と、海峡の向こうのブリテン(イギリス)との「連合」を維持したいプロテスタント系のユニオニスト(連合派)の間には越え難い溝があった。 両派にはそれぞれの準軍事組織があった。カトリック系にはアイルランド共和軍(IRA)、プロテスタント系にはアルスター防衛連盟(UDA)やアルスター義勇軍。そして互いに爆弾テロや銃撃戦の応酬を繰り返していた。 彼らの大半は、和平合意を受けて武装闘争を放棄した。しかしその後
2020/01/31 リンク