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豪に残るネズミ被害の爪痕 農家は涙で穀物を廃棄、壁の中からは死骸の悪臭
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豪に残るネズミ被害の爪痕 農家は涙で穀物を廃棄、壁の中からは死骸の悪臭
<オーストラリア東部を襲ったネズミの大発生は収束に向かっているが、事態の改善までに多くの犠牲を伴... <オーストラリア東部を襲ったネズミの大発生は収束に向かっているが、事態の改善までに多くの犠牲を伴った。穀倉地帯に迫るネズミの波が、農業を営む人々のわずかな希望を打ち砕く> オーストラリアでは毎年のように干ばつが続いており、昨年末には追い討ちをかけるように大規模な森林火災に見舞われた。その後久方ぶりの雨に恵まれ、農家は束の間の安堵を得る。農家のコリン・ティンク氏は英インディペンデント紙に対し、この雨でようやく幸運が訪れたと思った、と語っている。降雨のおかげで3月までのオーストラリアの夏の期間中、氏は2年間牛を養えるだけの干し草を収穫できたという。 しかし、そこへ訪れたのがネズミの害だ。その量は凄まじく、ティンク氏が一晩で捕まえたネズミの量は7000匹に上る。ネズミたちはサイロいっぱいに蓄えられた干し草の奥深くまで侵入し、あちこちを食い荒らした。その害は食い荒らされた量に留まらない。いったんネ