支那そば、中華そば、ラーメンの違いは・・・『時代』の違いである 「やっぱりラーメンは中華そばだよな」「支那そばはあっさりした醤油で麺が縮れているものだよ」よくこのような会話を耳にします。確かにその人にとっての「中華そば」「支那そば」はそうなのかもしれません。 「じゃあその違いは何なの?」という質問をよく受ける事があります。その答えは「同じ」なのです。中国の麺料理がラーメンへと変化していったのはご存じだと思いますが、明治初期の頃は「南京そば」と呼ばれていました。「南京」「支那」「中華」というのは全て中国を意味します。いわゆる中国の麺という意味なのです。その後、明治中期ごろは「支那そばや」や「柳麺」「老麺」などと呼ばれるようになり、戦後「支那」という言葉から、「中華」へと変化していったのです。 では何故、地域によっては支那そばや中華そばと今でも呼ばれているのか? その答えはその地域でラーメンが