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埼玉医科大学病院/病院ニュース/埼玉医科大学病院ニュース第42号
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埼玉医科大学病院/病院ニュース/埼玉医科大学病院ニュース第42号
CT検査とMRI検査の結果の絵(画像)を見ると、似ているような絵として見えます。ともに輪切りの画像検査... CT検査とMRI検査の結果の絵(画像)を見ると、似ているような絵として見えます。ともに輪切りの画像検査としてよく比較されますが、撮り方や得られる情報などが異なります。 今回、両方の違いを簡単に説明します。 ◆CT検査とMRI検査の違い! CT検査は、人体にX線を回転しながら検出し、人体を透過したX線量の差をコンピューターで画像処理することにより体を輪切りにした画像が得られます。最近では、複数の検出器を用いることで、1回の撮影で得られる範囲が広がり、撮影時の息止めや検査時間が大幅に短縮され、広範囲のスクリーニング検査としてCTが広く用いられています。CT画像では、病変部と正常組織の濃度差(コントラスト)をわかりやすくするのに、造影剤を用いて検査することがあります。 MRI検査は、X線の代わりに強力な磁石と電波を利用し体内の水素原子の量と水素原子の分布状態を検出し画像を作ります。人間の体は大半