東京メトロ「助役１０人」後輩らに飲酒検査身代わり依頼…懲戒処分 - 産経ニュース

東京メトロは１４日、助役１０人が、出勤時に義務付けられているアルコール検査を別人を身代わりに受けさせていたと発表した。同社は１０日付で不正に関わった１９人を降格やけん責などの懲戒処分にした。 同社によると、東西線や丸ノ内線などに所属する３０～６０代の男性助役９人は、平成２５年５月ごろから今年１０月まで、１７回以上にわたり、後輩９人に対し、自らの身代わりにアルコール検査を受けるよう依頼していた。また、別の４０代男性助役は、酒気帯び状態で出勤した部下の代わりとして、別の部下に検査を受けるよう指示していた。 今年１１月、社内からの指摘を受けて同社が調べたところ、検査実施時に撮影される顔写真データが他人のものだったことが分かり、１０人の不正行為が判明した。顔写真は毎回撮影されるが、照合は普段行っていなかったという。 助役１０人は緊急時に列車を運転する可能性があったが、不正が行われた日には運転してい