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【日曜に書く】論説委員・森田景史 後世に誇れる「景色」残そう
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【日曜に書く】論説委員・森田景史 後世に誇れる「景色」残そう
わが家から自転車で5分ほどのところに、わりと大きな都立公園がある。季節の移ろいを目で、耳で、鼻で... わが家から自転車で5分ほどのところに、わりと大きな都立公園がある。季節の移ろいを目で、耳で、鼻で楽しめる憩いの場に、夏が腰かけた時間は思いのほか短かった。 耳を聾(ろう)する蟬(せみ)時雨は、いつの間にかツクツクボウシの途切れがちな独唱になり、初秋の風は例年より半月ほども早く、キンモクセイのくゆらす高い香気を鼻先に運んできた。 少し気取って書いてはみたものの、自然の緩やかな歩みと対照的に世の中は加速度的に変化を加えていく。四季のある暮らしが当たり前の国に生まれ育った中で、天地の営みや折々の花鳥風月に温かな目を向け、ありがたみを覚える心の余白は恥ずかしながらそう多くない。 「外からの目」で知る「――自然及びすべての自然物に対する愛、あっさりして魅力に富む芸術、挙動の礼儀正しさ、他人の感情に就いての思いやり…これ等は恵まれた階級の人々ばかりでなく、最も貧しい人々も持っている特質である」 明治維