JR西日本は28日、大阪市港区の弁天町駅で新型可動式ホーム柵の設置工事を公開した。同駅は、2025年大阪・関西万博会場の人工島・夢洲を結ぶ大阪メトロ中央線に接続するため、利用者の増加が見込まれており、本年度中の運用開始を予定する。 28日午前0時15分ごろ、旧型の通勤電車に積み込まれた約160メートル分のホーム柵が到着。作業員によって手作業で運び出され、次々と固定されていった。 JR西によると、新型ホーム柵は風を受け流す隙間を設けて暴風対策を強化し、重量は従来の3分の2に減らした。柵を設置するためのホーム強化工事の期間を約3カ月短縮でき、コストも削減できる。 弁天町駅の1日当たり乗降客数は23年度で6万7千人。万博開催期間中は最大で22万人まで増加すると見込まれている。 JR西近畿統括本部バリアフリー推進部の中谷浩二部長は「工期の短縮で、ホーム柵の普及を早められる。万博来場客には安全な鉄道