【編集日誌】賭博の巨人は「けじめ」見せられるか？

「また巨人か…」。８日午後、プロ野球巨人の高木京介投手が野球賭博に関与していたとの一報を聞いたときは、驚きよりもあきれるばかりでした。 球団社長は「重ね重ね痛恨の極み」と謝罪しましたが、会見中はペーパーに目を落としながら話すなど、どこか当事者意識に欠けているようにも見えました。「巨人は球界の盟主だから」。球団首脳にこんなおごりが心のどこかにあり、今回の問題についても、いずれ忘れ去られると高をくくっているのであれば大きな間違いです。もはや愛想を尽かしているファンも少なくないでしょう。 ファンが求めているのは球団首脳の形だけの辞任ではありません。本当に反省しているのならば、公式戦への参加を一時見合わすなど痛みを伴うけじめを見せてもらいたいものです。「賭博の巨人」には無理だと思いますが…。（編集長 島田耕）