【正論】「正史」とは歴代中国王朝の自己正当化の手段にすぎない 「歴史修正主義」の罵倒に臆するな！ 加地伸行

使用者で変化する用語の意味歴史上、長く使われてきた言葉の場合、その概念が定まっているので、意味が動かない。 例えば摂政。その意味は「政（まつりごと）（政事）を摂（と）る（執行する・担当する）」ということで、かつて中国では「輔（ほ）政」とか「議政」とかとも言い、そうした官職が臨時的であったが存在していた。 ただし、それらは皇帝親政（皇帝親（みず）から政（まつりごと）す）や天皇親政の時代のもので、今日のような国民主権そして立憲君主制の近代国家における摂政とは異なる。 もっとも、共通するものがある。摂政は、あくまでも一定期間の代理として任命されたのであるから、時機をみてその任を解く。すなわち摂政は官職なのである。 一方、例えば皇后は「冊立（さくりつ）」と称し「立皇后」（皇后に立つ）を表す。皇族なので交代はなく、除くときは「廃」となる。 さて現代。上述のような例と異なり、用語の概念が絶対的でなく、

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『南京事件否定論は歴史修正主義だと言われても臆するな。真実は南京事件不在論だ』と強弁するいつもの産経。「蒋介石秘録（南京事件実在論）は産経にとって何なのか？」の一言で終わる与太。

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