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【大阪から世界を読む】「極貧」「スラム」体験を売る高級リゾートホテルの悪趣味…掘っ立て小屋、くみとりトイレ、世界に広がる「貧困ツアー」は何を暗示するか(1/4ページ)
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【大阪から世界を読む】「極貧」「スラム」体験を売る高級リゾートホテルの悪趣味…掘っ立て小屋、くみとりトイレ、世界に広がる「貧困ツアー」は何を暗示するか(1/4ページ)
南アフリカのリゾートホテルがスラムを模した宿泊施設を提供していることがわかり、「悪趣味」などの批... 南アフリカのリゾートホテルがスラムを模した宿泊施設を提供していることがわかり、「悪趣味」などの批判がわき起こっている。トタンぶきの掘っ立て小屋に泊まりトイレはくみ取り式の貧乏体験ができるという趣向だ。ブラジルやインドなどではスラム見学ツアーが人気。貧しさを見せ物にしたビジネスか、それとも啓蒙(けいもう)か。論議を巻き起こしながら「貧困ツーリズム」が急成長している。 (坂本英彰) 金持ちが貧乏の振りをする豪華な掘っ立て小屋 「本物の掘っ立て小屋ってのがどんなものか、家族みんなで体験できるぞ」 昨年11月に放映された米国のバラエティー番組で、男性タレントが皮肉たっぷりに紹介した。リゾートホテルらしからぬ粗末な施設。南アフリカ中部・ブルームフォンティーンにある「エモヤ・ラグジュアリーホテル&スパ」が、広大な敷地内に開設した「シャンティタウン(掘っ立て小屋の町)」だ。 黒人の貧困層が住む南アフリカ