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住友商事グローバルリサーチ(SCGR)は、住友商事グループのグローバルなネットワークを活かし、内外の政治・経済・産業等に関する調査、分析を行うシンクタンクです。 概要 輸出入とも年間100兆円の大台を突破するまで拡大されてきた中で、かつては黒字だった貿易収支では、赤字が定着しそうな気配も見られる。また、訪日観光客の増加という目に見える旅行収支における黒字拡大の一方で、喫緊の課題であるデジタル化を進めることで、サービス収支の赤字を拡大させてしまう構図もある。足元にかけて、経常収支が黒字を維持しているとはいえ、その中身はこの50年間で大きく変わってきた。 こうした変化は、日本経済の構造の変化、すなわち日本企業のビジネスモデルの変化によって生じてきた。日本企業は、海外からの輸入に依存する状態から、一次産品など原材料を海外から輸入して加工・組立した製品を輸出して稼ぐビジネスモデルに変わり、さらに海
ドナルド・トランプ氏(左)とインディアナ州知事のマイク・ペンス氏(右)(写真:Wikimedia Commonsより、Author: Ali Shaker/VOA) 2016年11月8日に投票が行われた米国大統領選挙でドナルド・トランプ共和党大統領候補が民主党大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官を破り、歴史的勝利を収めてから約5週間が経過した。クリントン候補が勝利するとの見方が支配的な中でのトランプ候補の勝利は米国の有権者の間に現状への変革がいかに根強かったことを意味する。トランプ候補は選挙キャンペーンの中で米国の対外的関与に慎重姿勢を示すとともに、環太平洋経済連携協定(TPP)からの米国の離脱や北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉、中国製製品などに対する高関税の適用といった保護主義的な立場を鮮明にし、「米国第一主義(アメリカ・ファースト)」を訴えており、トランプ候補の勝利は米国内
◆混戦状態の予備選 2016年2月1日のアイオワ州党員集会、同月9日のニューハンプシャー州予備選とともに米大統領選の口火が切られます。共和党予備選は現在も12人の候補者が乱立し、混戦状態が続いていますが、(1)序盤戦の勝敗、(2)白人系キリスト教福音派の支持獲得、(3)ブルーステート (民主党優勢の州)でのエスタブリッシュメントの巻き返しの3点が今後の予備選の行方に大きい影響を及ぼすことが予想されます。 (1) 序盤戦の勝敗:予備選の仕組み上、落とせない序盤戦 ホワイトハウスとアンドリュー・ジャクソン元大統領の銅像(写真:筆者) 共和党予備選は16年 6月7日まで各州で行われ(表参照)、同年7月18~21日に開催される共和党全国党大会で党の公認候補が正式に指名されます。同党大会に出席する代議員の合計2,472人のうち、過半数の1,237人を獲得した候補が指名争いを制することになります。16
共和党保守強硬派の下院議員連盟フリーダム・コーカスが米国政治を振り回しています。ジョン・ベイナー前下院議長の辞任、そして後任と有力視されていたケヴィン・マッカーシー共和党下院院内総務の下院議長立候補辞退に導いたのも同コーカスが大いに影響していると言われています。こう着状態の米国議会に不満を抱く国民が多く、世論調査会社ギャラップによると米国議会に対する国民の支持率は、約30年ぶりの低水準(2015年10月時点で13%)で近年は推移しています。この政治のこう着状態をもたらす一因となっているのがフリーダム・コーカスです。2015年10月29日、ベイナー前議長の後任として就任したポール・ライアン新議長(ウィスコンシン州第1選挙区選出、前下院歳入委員長)は、今後、同コーカスを敵に回さず下院を率いるために、リーダーシップを巧みに発揮することが求められています。 • フリーダム・コーカスとは ナショナル
> English Version • トルコ建国100周年に向けて トルコ住商からの風景 (筆者撮影) トルコは地政学的な要衝で、ローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国の首都であったイスタンブールがあり、欧州・中東への陸路、黒海・地中海への海路に加え、近年では空路でも国際ハブとして重要性を増しています(2015年2月現在、トルコ航空の就航空港数は280で世界第4位)。 名目GDPは2002年の2,320億ドルから2013年には8,230億ドルに急成長しました。2008年に1人当たりGDPが1万ドルを突破、また同年に人口ボーナス期に突入し、今後20~30年間続きます。同政府は建国100周年となる2023年に、名目GDP2兆ドル、1人当たりGDP2.5万ドルという野心的な目標を掲げています。 • 日本との良好な関係 和歌山県のエルトゥールル号祈念碑 (筆者撮影) 日本とトルコの良好な関係を
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