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<書評>『さよなら、野口健』小林元喜 著:東京新聞 TOKYO Web
読み終わった後「痛い」と思う作品がある。小説でもノンフィクションでも、心が揺さぶられ感情が噴き上... 読み終わった後「痛い」と思う作品がある。小説でもノンフィクションでも、心が揺さぶられ感情が噴き上がるだけでなく、体に痛みが残るのだ。例えば、石原慎太郎の『太陽の季節』やW・バロウズの『裸のランチ』、西村賢太の『苦役列車』には、顔を歪(ゆが)め、胸にはずんと重いダメージが残った。 本書は、読み手の内面にまで影響を与える「痛み」をはらんでいる。文章は荒削りでその構成も時に乱暴だ。だが、読者は章を追うごとに、生きることに必死で情熱のまま突き進む“傍若無人”な著者の虜(とりこ)になっていく。 この作品に登場する二人の主人公は、一般的日本人の価値観から大きくズレたアウトサイダーである。一人は、一九九九年に七大陸最高峰への登頂を世界最年少(当時)で達成したのち、環境活動家として富士山やエベレストの清掃活動を行う登山家の野口健。もう一人は、野口のマネージャーであった著者。 二〇〇三年からの十八年間のうち
2022/06/05 リンク