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独立行政法人が水田除染法を開発 セシウム濃度6割カット - MSN産経ニュース
独立行政法人「農業環境技術研究所」(茨城県つくば市)は19日、東京電力福島第1原発事故後に耕され... 独立行政法人「農業環境技術研究所」(茨城県つくば市)は19日、東京電力福島第1原発事故後に耕された水田向けの新たな除染方法を開発し、実証試験で土中の放射性セシウムの濃度を約6割減らすことができたと発表した。 同研究所によると、原発事故後に耕した水田は、セシウムが検出される範囲が約10センチの深さまで広がり、表層を2センチ程度削る従来の方法では除染が難しかった。早ければ年内の実用化を目指している。 実証試験は昨年6月から福島県伊達市で実施。除染の方法は、セシウムが吸着した粘土を取り除きやすくするための薬剤を水田に入れ、混ぜ合わせて排水し、水から分離した粘土を廃棄する。水は農業用水として再利用できる。 試験の結果、除染前のセシウム濃度は土壌1キログラム当たり3060ベクレルだったが、除染後は1170ベクレルと62%減った。
2013/02/22 リンク