天安門事件２０周年で「記念白書」 「反革命暴乱」を全面否定 (1/3ページ) - MSN産経ニュース

27日、ニューヨークでの記者会見で、中国民主化に向け奮起を誓う天安門事件の指導者ら。左から王丹、厳家其、右から２人目が王軍濤の各氏ら 【ニューヨーク＝山本秀也】中国当局が民主化を求める学生、市民に血の弾圧を加えた１９８９年６月の天安門事件から２０周年を迎え、元北京大学生、王丹氏（４０）ら当時の指導者らが２７日、ニューヨークで記者会見し、事件を総括した記念白書を公表した。 事件を「反革命暴乱」として弾圧を正当化する公式見解に対し、王氏らは「民主化を求める平和的な街頭活動に戦闘行動なみの攻撃を加えた例のない暴挙」と反論する統一見解を表明した。 公表された「６・４事件（天安門事件）民間白書」は、米国に逃れた当時の活動家らで組織する主な民主化運動団体が、事件の経過を追いつつ、中国当局の公式見解に反論した内容だ。戒厳部隊が戦時にも禁じられた殺傷力の高い銃弾を使ったことを示す、犠牲者の悲惨な写真なども