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【土・日曜日に書く】論説委員・鳥海美朗 中国は自滅の道を進むのか+(1/3ページ) - MSN産経ニュース
北京で開かれている中国の全国人民代表大会(全人代=国会)の政府活動報告で、温家宝首相が「大気、水... 北京で開かれている中国の全国人民代表大会(全人代=国会)の政府活動報告で、温家宝首相が「大気、水質、土壌など突出した環境汚染問題をしっかり解決する」と力説した。 中国の汚染問題は今に始まったわけではないが、とくに今冬、ひどい大気汚染の実態が一目瞭然になったからだ。 汚染の主因は石炭燃料を使う工場や発電所、家庭暖房の排煙(二酸化硫黄)と急増する自動車の排ガス(窒素酸化物)だ。今年に入って北京や河北省などを中心に風がない気象もあって、空気中に汚染物質が滞留した。一時は中国全土の4分の1が有害物質を含む濃霧に覆われ、約6億人が影響を受けたという。 全人代では日本円で約4兆9千億円にのぼる2013年度の環境対策予算が公表された。これは日本の防衛予算をもしのぐ。すでに打ち出している汚染物質の削減目標と合わせ、温首相は取り組み姿勢は示した。 だが肝心なのは、政権を引き継ぐ習近平指導部がどれだけ具体策を
2013/03/09 リンク