村のお寺が新宗教に譲渡される？【石川正穂】 | リレーコラム｜浄土真宗の法話案内

2016年3月10日、研修会の前日打ち合わせを終え会場寺院から帰ろうとした矢先、携帯が鳴りました。観勢寺が親鸞会に譲渡されるという件で、上市町横越の門徒さんが相談にいらしているので早く帰れという電話でした。びっくりして帰って事情を聴きますと、横越全住民に19日、住民説明会が開催されるというチラシが配布されたという事でした。この日から私の混乱した毎日が始まりました。 観勢寺は浄土真宗本願寺派（西本願寺）の末寺であり、親鸞会は1958年に元本願寺派僧侶である高森顕徹によって設立された浄土真宗系の新宗教です。高額な献金や、大学などでの正体を隠した勧誘で知られています。 私は本願寺派富山教務所、当該の立山組長を尋ね、情報を集めました。宗教法人の解散手続きを進めていた本願寺派観勢寺住職が、突然宗派を離脱し、単立寺院となって親鸞会に役員交代しようとしているという、驚くべき内容でした。そしてもう、離脱さ

[mekurayanagi]

行き詰った本願寺派寺院が親鸞会に譲渡された出来事。しかし、あちら側も表面の出来事ほど威勢のいい感じでもないと思うのだが。