スポーツナビ｜欧州サッカー｜スペイン［リーガ・エスパニョーラ］｜クラシコの明暗を分けた戦術の幅（１／２）

グラルディオラは、メッシ（左）を中央にＤ・アウベス（右）を右のＦＷに起用するという驚きの布陣を敷いた【Getty Images】 「われわれは勇敢に戦った。カシージャスを“締め付ける”のが狙いだった」 グアルディオラの記者会見を聞いていて「うそをつけ」と思った。あっと驚くダニエウ・アウベスの右ＦＷ起用について「相手の攻撃力を警戒してか？」と質問された時のことだ。バルセロナは守備的にスタートした。これは誰の目にも明らかだが、彼は否定せざるを得なかった。攻撃サッカーを標榜（ひょうぼう）するクラブの精神と矛盾するというより、メンタル管理を重視する彼にとっては、選手が受身に回るのを嫌っての内輪向けのアピールだろう。彼にとって「攻撃的」とはボールを支配することだけでなく、選手がアグレッシブに戦う姿勢をも指すのだとも言える。 そして、現実主義者のグアルディオラは美しく勝利する理想が達成できそうにな

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大一番で奇襲を仕掛けるのがペップのやり方。しかも必ずしも大当たりではない。その辺分かっているはずなのに無策で試合に臨んでしまうレアルの情けなさ。

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ダニエウ・アウベス右ＦＷ起用の狙い

[boshi]

ゴクリ